LCCとは?



ライアンエアー
LCCとは、英語の「Low Cost Carrier」、その頭文字から「LCC」(エル・シー・シー)と呼ばれる、従来の航空会社で行われていたサービスを簡素化、運行の効率化、運行費用の徹底した削減などを行い、低価格の運賃を実現している、「格安航空会社」のこと。

その他英語では、日本同様、、「LCC」や「Low Cost Carrier」、その他、低予算航空会社という意味の「Budget Airline」「Budget Carrier」、余分なサービスを削った航空会社という意味の「No Frills Carrier(Airline)」、などとも呼ばれることもあるが、一番使われているのは、「Budget Airlines」「Budget Carrier」。

2007年3月に、ジェットスターが日本へLCCの定期便として乗り入れたが、その時はまだ「LCC」という言葉・ビジネスモデルは、国内では一般には認知されていなかったが、その後日本へ乗り入れを果たすLCCが年々増えていくとともに、テレビなどのメディアでも「LCC」に関するニュース、特集が組まれることも増え、今やかなりLCCという言葉の意味、航空会社の形態は広く認知されてきていると言える。

ヨーロッパを拠点にするライアンエアー、アジアを拠点とするエアーアジアのような独立系の格安航空会社もあれば、オセアニアのカンタス航空系のジェットスター航空、アジアを拠点とするシンガポール航空系のタイガー航空など、古くからある「レガシーキャリア」(またはフルサービス・エアライン)系列のLCCもある。

LCCは、一般的にその会社の所在する国、地域内に特化し、比較的短距離・中距離の路線を運行しているケースが多い。

これは、長距離路線ではLCCの得意とするオペレーションの効率化が図りづらい、長距離便は時間がかかるので、楽に乗れる従来型のレガシーキャリアの航空会社の便に乗りたい、ビジネス需要が高い等の理由があげられる。

しかしながら、LCCも既に世界各地で短距離・中距離路線は路線網を築きあげており、今後会社の成長を求めていくのであれば、これらの長距離路線に進出していく必要があり、今後そのような流れにになっていくものと考えられる。

LCCの最大の武器である低運賃を実現するために、、単にパイロット、キャビンアテンダント等の人件費を抑えるだけでなく、その低運賃の源泉となる低コスト化には、徹底した取り組みが行われている。

LCCでは、フル・サービスの航空会社では当たり前の、機内食・飲み物が有料となり、その他、毛布、イヤフォン等の貸し出しも有料となる。

その他、空港は一般的な空港を使わず、多少その空港へのアクセスの悪い、乗り継ぎが不便であっても、空港発着料金が安い空港の利用、キャビンアテンダントが乗客が降機した後機内清掃を行う、座席の事前指定ができない、あるいは有料など、「そこまでやるか」というくらいに、徹底したコスト削減が行われている。(詳細: LCCのビジネスモデル

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ジェットスター 1
LCCが登場した当初は、その格安な料金に引かれて利用したが、LCCのビジネスモデルを知らずにチケットを購入し利用、 機内食、ヘッドフォン、アメニティなど全て有料フライトキャンセルなどのトラブル発生時のあまりに素っ気ない航空会社の対応など、「二度と○○航空は利用するか!」という声も聞かれた。

それが今では、LCCという言葉自体が既に一般的に知られるようになり、従来のフルサービスの航空会社とは違い、サービスが簡素化されている代わりに、低料金となっている事を理解した上で、LCCを利用している乗客が増えたためか、あまり前記のような声は以前よりは聞こえてはこない。

LCCを利用するにあたり、「これはLCCなんだ」と、過剰な期待を捨てて、チケットの購入、飛行機に搭乗することが大切だ。

LCCはその低料金を実現するために、前述のように、徹底したコスト削減を行っており、これらは、単に機内の機内食、毛布、アメニティが有料である、といった事にとどまらない。

従来の大手航空会社、レガシーキャリアと大きな違いは、フライトキャンセルなど予期せぬトラブルが発生した時だ。

例えば、1日1本運行している国際線において機材故障でフライトキャンセルになった場合、従来の大手航空会社は、他社便への振替を行うか、あるいはホテル代金、夕食・朝食代金を負担して、翌日便への振替などを行う。

これがLCCの場合、他社便への振替はまず行わず、翌日以降の自社便にのみ振替、ホテルも自分で見つけ、例え航空会社の責による機材故障であっても自腹での宿泊となる。

最悪なのは、その翌日から数日間既に、その便、あるいは経由便も含めて、目的地までの便が全て満席であった場合だ。

この場合、元から予約の入った人がそのまま優先されるので、現地でそのまま数日間足止めをくらうことになる。

なんとなく納得いかないような気もするが、チケットを購入した際の条件が記載されている、「国際運送約款」に、航空会社の責務は「A地点からB地点への輸送を請け負う」としか記載されていないため。

エアーアジア 1
この意味するところは、航空会社はそのA地点からB地点への移動を行う日時、経路などを約束していないこと、つまり移動させることだけに関して責務があるという意味だ。

従来型の大手航空会社は、法律的に責務がないことを、あくまで自社のサービスとして行っていたが、LCCの場合は、これらも低料金を実現するための、削減されるべきサービスとなっている。

LCCを利用する上で大切なことは、過剰な期待を航空会社に対して持たず、あくまで従来の大手航空会社とは違う、LCCという新しいタイプの航空会社として、メリット、デメリットを理解した上で利用することが大切だ。(詳細: LCCのメリット、デメリット

LCCによって、より日本から世界が近くなり、場合によっては週末にふらりと国内旅行感覚でふらりと、手頃な運賃で海外旅行に行くことも可能になった。

LCCの利用は、これらのLCCの特性、従来の航空会社との違いを把握した上で、是非利用していただきたい。

Photo 1 : Public Domain
Photo 2 : Creative Commons / YSSYguy at the English language Wikipedia
Photo 3 : Creative Commons / Johnlee at the English language Wikipedia