LCCのメリット・デメリット



ジェットスター
LCCのメリットは「運賃が安い」と明確だが、それ以外にも、LCCを利用するメリットは何かあるのだろうか。

また、それらのメリットに対して、LCCを利用するデメリットとしては、どのような事があげられるのだろうか。

LCCを利用するにあたって理解しておきたい、メリット、デメリットを、下記の通りあげてみたので、LCCを利用する前に目を通しておいてはいかがだろうか。

数的にがデメリットの方が多くなり、また、欠航などのトラブル発生時の対応で、LCCは頼りにならないなど、不安になるような事もここではあげさせてもらっている。

しかしながら、LCCの最大のメリット、「運賃が安い」は、これらを考慮、補っても余りある、大きなメリットであることを、重ねて強調したい。

LCCのメリット

運賃が安い!

LCCの最大のセールスポイントで、LCCを利用するメリットがこの「運賃が安い」ということ。LCCで運賃がレガシーキャリア(旧来型のフルサービスを行う大手航空会社)より高かったら、LCCを利用する意味はないとまで言えるのではないだろうか。一般的にレガシーキャリアと比較して、2-5割安いと言われている。

機材が新しい

一般的に、LCCは新しい会社が多いため、サービスインした後、数年以内の新しい機材を使用している会社がほとんどだ。古い機材だと燃費が悪いため、最近の原油価格の高止まりの状況だと、運行費用も高くなってしまう。その為にも、LCCの最大の武器である低コスト・オペレーションの為にも、LCCは積極的に新しい、燃費の良い機材の導入に務めている。この新しい機材は、故障が少ない、安全性という面でも、古い機材より優っていると言える。

便名、時間がはっきり購入時にわかる

1980年から1990年代にかけては、「格安航空券」の時代。旅行会社でのみ購入できた、このレガシーキャリアの格安航空券は、航空会社で直接買うことのできる航空券より大幅に安い代わりに、時間、便名どころか、どこの航空会社も、予約の時点でははっきりしていなかった。そんな「曖昧な格安航空券」と比較して、購入時点で、便名・時間がはっきりする事は、旅行の計画するを上でも大変有り難いことだ。

最低滞在日数、最大滞在日数等の制限がない

LCCの特徴として、片道ベースで料金が決まっているため、レガシーキャリアで一般的に割引されている航空券に付けられている付帯条件、最低滞在日数、最大滞在日数などがない。

片道でも安い

レガシーキャリアの場合、往復ではそこそこ安くなっているが、一部の航空会社を除き、片道はばか高い、ほぼノーマルというのがまだ一般的。LCCは前述の通り、片道ベースの料金設定のため、片道でも安くなっている。

世界各国のオプショナルツアー(PR)

知らないと損しますよ!世界各国のオプショナルツアーを、最大32%オフ!世界各国の日本語のオプショナルツアーの他、英語の現地発ツアーなど、7000のツアーをネット特価で販売。14000件にものぼる膨大な量の口コミ情報、豊富なイメージと動画で、現地オプションを徹底比較できます。世界各国に現地支店があるので安心!海外旅行での現地ツアーは、トラベルドンキーにお任せください!

>> トラベルドンキー http://www.traveldonkey.jp

LCCのデメリット

機内食、飲み物、毛布、エンターテイメント等が有料

LCCにおいて、レガシーキャリアとの違いが一目でわかるのが、この部分。ほぼ全てのLCCでは、機内食、飲み物、毛布、機内での映画等のエンターテイメントは有料だ。デメリットしてあげたが、人によっては「飛行機に乗ったら直ぐ寝るので、逆に機内食でいちいち起こされないほうが良い」、「機内では映画も元々見ない」等、逆にメリットとしてとらえる、あるいはデメリットとして感じない人もいる。

マイレージが貯まらない

エアアジア

ほとんどのLCCでは、自社のマイレージ・プログラムを運営していない。また、同じアライアンスの他社航空会社のマイレージを加算できるといったこともない。

預け荷物が別途有料

多くのLCCでは、基本料金は預け荷物無し、スーツケース等を預ける必要がある場合は、別途追加料金としている。事前にこの預け荷物追加料金を購入せずに、「預け荷物なし」でチケットを購入、搭乗当日に実は預け荷物がありますといったケースでは、「事前購入の預け荷物料金」よりかなり高くなるので、預け荷物がある場合は、必ず事前購入しておこう。

預け荷物の重さ制限を厳格に適用

預け荷物がある場合、その重さをチェックインの際に量るが、LCCの場合、重さの制限を厳格に適用し、1キロでもオーバーしている場合は、再度詰めなおし、または追加料金を徴収する傾向が、レガシーキャリアに比べて高い。当日空港へ行く前に、出来れば、預け荷物の重量を量って空港へ行こう。

燃料をあまり余分に積まないので、上空待機しない

ある空港に降機しようとし、その空港が霧に覆われ視界不良、上空で待機して天候の回復を待つといったケースが、飛行機の場合発生することもある。LCCは飛行機の重量をなるべく軽くし燃費を良くするという思惑のため、あまり余分な燃料を積まないようにしている。その為、こういった上空待機を1時間、2時間と行う程、余分な燃料を積まないため、さっさと代替の近隣空港へ降りてしまう、出発地へ引き返す、あるいは天候の回復があまり見込めない場合は、早々にフライトをキャンセルしてしまう、という事が発生しやすいと言える。

ディレー(遅延)が多く発生する

LCCのローコスト・オペレーションの必須項目で、「機材の有効利用」があげられる。これは、飛行機機材をできるだけ休めず、出来る限り、一日のうちに何度もフライトに飛び立たせるということ。LCC、特に短距離便は極限まで、空港の乗り降りにかかる時間を短縮、出来る限り早く乗客を乗せて飛び立ち、空港に着陸したら出きるだけ早く乗客を降ろし、次のフライトの準備を行う。そうなると、どこかで機材に不具合が発見されて遅れがでた場合、それが同じ機材を利用した後々の便まで、連鎖的にその遅れが影響してくる、ということになる。

機材故障等の理由をつけてフライトをキャンセルする

例えば予約が10人しかいないのに、徹底した低コストを自負し、爪に火をともす様な節約を全社で行うLCCは、果たして飛行機を飛ばすだろうか。飛行機を飛ばせば、確実に燃料代、その他で数百万円はかかる。細かく計算しなくとも、「大赤字」になるのは目に見えている。加えてLCCなら、レガシーキャリアの行うような、他社便への振替、宿泊の用意、食事の提供等も行う必要もない。
多少乗客には迷惑がかかり、そのうちの何人かは「二度と乗るか!」と怒り、数人の顧客を失うかもしれない。それでも、「フライトキャンセルした方がお得」と、航空会社が判断することは、LCCならあり得ると思う。
ただ、決して正直に「最少催行人員に満たないので、本日のXXX便はキャンセルになりました」なんて、ツアーのようには言わない。詳しくは知らないが、定期便には、このような「赤字になるから」という理由での、フライトキャンセルは許認可官庁も認めないだろう。そこで「機材故障」の登場。本当の機材故障によるキャンセルがほとんどだろうが、絶対に航空会社は言わないが、中にはこのようなケースもあるのではないかと思う。
これは何もLCCに限らず、レガシーキャリアでも、1時間に1本等、高頻度で飛んでいるシャトル便でも行われているはずだ。

フライト欠航の時は全て自力解決、自己負担

例えば国際線で1日1便において、フライトが機材故障で欠航になった場合、レガシーキャリアだと同日の他社便へ振替、あるいは今晩の宿泊ホテル代、夕食、朝食代を航空会社が負担をして、翌日の自社・他社便へ振替を行ってくれる。天候によるキャンセル、本来であれば、航空会社は免責で特にそのような手配をする義務のない場合でも、航空会社が自費負担になるがホテルを探してくれたり、色々親身に対応してくれる場合が多い。
ところが、それが例え機材故障によるキャンセル、つまり航空会社の明白な責任であっても、LCCは翌日以降の「空いている便」への振替を行う事しかしない。ホテル勿論、自分で探し、代金も自己負担となる。何故航空会社の責によるフライトキャンセルなのに自己負担?と納得いかないのもわかるが、ここで出てくるのが「国際運送約款」。
ほぼ全ての航空会社で共通しているが、LCCも、レガシーキャリアも全ての航空会社は、「A地点からB地点への運送を受託したが、日時、経路を保障するものではない」となっている。航空券を購入したという事は、この条項に了承して購入したという事になる。レガシーキャリアは、自社のイメージ等を考えて、あえて義務でないことまで行っているが、LCCにはそれらを望むのは無理があることを理解しておこう。

座席のシートピッチが狭い

レガシーキャリアと比べると、同じエコノミー席でも、若干LCCの方がシートピッチを狭くし、同じ機材でも総座席数が多くなうようにしている場合が多い。

座席が自由席、あるいは指定席制でも事前指定ができない

イージージェット

ここはLCCの中でも会社によっては分かれるが、座席が指定席制ではなく、全席自由席という会社もある。あるいは、指定席制であっても、事前に座席指定する場合は別途追加料金、あるいは事前指定は無料で行えるが、「EXIT ROW」(飛行機の出入口があり、他の席より足回りが広い)は、別途追加料金等、各会社によってまちまち。

乗り継ぎが面倒なLCCもある

LCCの中には、1便、1便が全て独立したものととらえ、同じ日程で乗り継ぎ便を購入している場合でも、乗継地で一度荷物を受取、再度チェックインしなおし等、面倒と時間がかかる航空会社もある。また、レガシーキャリアの場合、「最低乗り継ぎ時間」(MINIMUM CONNECTION TIME)をクリアしている日程であれば、初便が遅れた場合、以降の便を無料で変更等責任をもってくれるが、LCCの場合、この「最低乗り継ぎ時間」という概念はなく、あっても「推奨乗り継ぎ時間」である。乗り継ぐ場合はこれ以上の時間は取った方が良いですよ、というガイドライン。万が一、最初の便が遅れ、乗り継の同じ自社便に乗り遅れた場合、原則次便へ変更してくれず買いなおしとなるので、十分な乗り継ぎ時間を確保して旅程を組む必要がある。

Photo 1 : Creative Commons / AirKoryoTU-204
Photo 2 : Creative Commons / Johnleemk at the English language Wikipedia
Photo 3 : Creative Commons / w:es:Usuario:Barcex at the English language Wikipedia